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現在ロンドン市内には、10軒以上のベトナム食料品店がある。店主らは「スーパーマーケット」と名乗っているが、実際は幅5メートルほどの一軒家、もしくは2、3軒が連なった、こじんまりとした店構えだ。これらの店では、乾物、野菜、魚介類など様々なベトナム食材のほか、ベトナムから輸入した線香や仏像、各種新聞・雑誌なども販売している。 値段設定はやや高めで、例えばベトナムでおやつとして人気の孵化しかけのアヒルの卵は、ベトナムでは数十円で買えるが、ある店では英国産のものが1個0.68ポンド(約140円)もする。しかしこの店では、毎週700個近くが売り切れる。また、最近ではベトナム人や他のアジア系住民に限らず、地元のイギリス人も訪れ、特にエビなどの魚介類が人気だと言う。 しかし、これらの店の商品のうちベトナムから直接仕入れているのは半分程度で、残りは他のアジア各国から輸入したり、地元の中国系大手スーパーマーケットから買ったりしている。店主らは、本当は商品の100%をベトナムから輸入したいのだが、手続きが煩雑、製造元が輸出関連書類を提供しないなど障害が多く、実現は難しい、と漏らしている。
[2006年5月6日 Tuoi Tre紙 電子版]
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