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「のんびり働きたいなら公務員がいい」とよく言われるが、実際はどうなのだろうか。某省のある部署の一日を観察してみた。 ここでの一日は朝7時30分の点呼から始まる。この点呼は勤務態度を評価する上でとても重要なので、5名の職員全員が顔をそろえる。点呼の後は、8時30分までゆったり朝食。その後各自デスクにつくのだが、何をしているかと思えば、ネットサーフィン、化粧、休暇届の記入。友人と電話で「夕方4時にいつものところで」と約束している職員もいる。 10時になると全員でお茶休憩。その後、「ちょっと私用があるので」と一人が早退した。他の職員は、ガールフレンドに電話をしたり、あくび交じりに書類を眺めたりしている。そして壁の時計が11時を告げると、待ちに待ったランチタイムだ。皆そそくさと席を立ち、散らばって行った。 午後の様子は敢えて紹介するまでもない。午前と同様、長く退屈な時間が流れていくだけなのだ。現在試雇用期間中のカインさんは、「外資系企業などで働いている人たちは給料もいいし、恵まれていますよ。公務員の給料なんかスズメの涙ほどで・・・」と、だから仕事などする気になれないという言い訳とも、試用期間中に感じた仕事に対する失望ともとれる長いため息をついた。
[2006年5月3日 Tien Phong紙 電子版]
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