印刷する | ウィンドウを閉じる |
アジアパネルベトナムの調査によると、月収650万ドン(約4万8400円)を超える高収入の家庭は11.9%にまで達し、裕福な家庭は確実に増えてきている。その裕福な家庭、特に都市部の家庭では牛乳、乳製品、果物ジュース、シントー(フルーツシェイク)など栄養価の高い天然の飲料を好んで選ぶ傾向がある。乳飲料・清涼飲料水会社では果物ジュースの販売競争が激しく行われ、果物ジュース販売の成長は、現在伸び悩んでいる炭酸飲料水を上回るほどである。 各乳飲料・清涼飲料水会社がターゲットとしているのは主に女性と10代の若者である。家庭の中で女性は製品選択権の80%を握っているといわれているが、彼女たちは自分たちがスリムになれるような飲料を求めている。また10代の若者は牛乳、果物ジュース、清涼飲料水の消費量が世代別で1位だ。勉強や仕事の間の清涼飲料水の摂取は、彼らをリフレッシュさせる。 現在、多くの乳飲料・清涼飲料は紙パックや缶状で、1本3500ドン(約26円)以上で売られており、すぐに飲むことができるという点でも人気がある。しかし路上では豆乳、ラウマー(ラウマーという草をミキサーにかけ、水と砂糖を加えたもの)、サトウキビジュースなど昔から売られている飲み物は1杯1000ドン(約7円)で売られている所もある。これらの飲み物に対抗し、2000ドン(約15円)まで値下げをするべきだと主張する声もある。ベトナム人の嗜好に合うお茶や果物ジュースの販売はこれからの発展に期待がかけられている。
[2006年1月4日 Tuoi tre紙]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。
印刷する | ウィンドウを閉じる |