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[特集]

ホーチミン市カメラ交通取締りのその後

2004/10/14 09:59 JST更新

 9月10日からホーチミン市で開始されたベトナム初の交通カメラによる取り締まりから1ヶ月、その成果はどうであっただろうか。この問題を話し合うため12日同市で交通カメラ取締り開始から1ヶ月間の状況を説明する会合が開かれた。  会合で明らかになった統計は以下の通り: ・違反件数:4208件 ・出頭者件数:1151件 ・出頭率:27.4% ・罰金納付金額:5900万ドン ・最も多い違反行為:道路逆走 ・違反件数全体に占める割合:46%  違反件数については1日あたり約140件だが、出頭率が27.4%と依然低い状態にある。取締り当初は出頭率10%台との発表もありそれに比べ多少改善されたが引き続き未出頭者への勧告を行う必要があるだろう。  最も多い違反行為は道路逆送となっており、全体に占める割合は半分弱の46%、ベトナムの道路事情ではバイクで反対車線に渡るのは困難がつき物で短距離間の走行であれば逆走することは日常となっているためこのように高い違反結果が出たものと思われる。 ---カメラ取締りさらに強化---  1ヶ月間のカメラ取締り実施で手ごたえを掴んだホーチミン市交通・公安当局はカメラの追加導入や、違反対象行為の拡大などをすでに決定しており、今後特に市内周辺部の国道1, 13, 22, 52号線での取締りを強化するとしている。カメラ取締り強化に関する内容は以下の通り。  ●ホーチミン市では交通カメラ導入で市民の交通安全意識を変え、交通事故削減を実現するため同市人民委員会のNguyen Van Dua副委員長は同市公安局に対し約77億ドン(約5460万円)を投じ取締り用カメラ22台の追加購入決定をした。  ●カメラによる交通取締りの対象となる行為をこれまでの32項目からヘルメット未着用行為、走行中の携帯電話使用行為など新たに7つの違反項目を追加し処罰対象行為は合わせて39項目となる。  ●カメラ取締りにかかる費用(写真印刷費など)が高額なため、同市人民委員会では公安局が提案していた違反者に対するカメラ取締り費用負担の増額を承認し、違反者1人あたりの費用負担額は3万ドンから5万ドンへと値上げになる見込み。  

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