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[特集]

ハノイ、ホーチミンのオフィス需要

2005/03/10 13:46 JST更新

 ハノイ市内ではオフィス需要が急増しており、供給が追いかず賃貸料が上昇傾向にある。現在市内のA級オフィスの総フロア面積は約8万平米で、賃貸価格は18~33米ドル/1平米となっている。また入居率も99%で、残りの1%は契約が切れたばかりの一時的に空きのあるフロアだという。  ある不動産管理会社によると、ハノイ市とホーチミン市では今年中に新たに完成するオフィスビルはなく、一番早くてもハノイ市に建設中の「Pacific Place」ビルができる2006年末まで待たなければならない。しかしこの「Pacific Place」は他のオフィスビルのように数年ごとの短期賃貸ではなく15~37年の長期賃貸となるため、入居企業も限られる見通しだ。  一方、ホーチミン市でも同様で、市内の「E-Town」、「Diamond Plaza」「Bitexco Office Building」などは入居率が高くなっている。これは2003年半ばからオフィスビル建設計画がなかったしわ寄せが今になって現れた形だ。  このためホーチミン市内のA級オフィスの賃貸料は26~33米ドル/1平米までになっており、B級、C級オフィスもそれぞれ19~26米ドル、9~22米ドルとなっている。  A級オフィス不足は今後も続きそうだが、B,C級オフィスは現在建設中のオフィスビルが続々完成する2007年ごろには飽和状態となり落ち着く見通しだ。  ハノイ市のA級オフィスは1997年のアジア経済危機前にはオフィス不足により賃貸料が一時30~70米ドル/1平米まで高騰している。 

[VnExpress、SGT]
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