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現在、ソムチエウ教会では、訪問者が遺体に祈りを捧げることができるよう、特定の時間のみ開放している。
多くの訪問者が遺体を恐れるどころか好奇心を抱き、防腐処理も行わずにどうして遺体が腐敗することなく保存できるのか、その答えを知りたがっている。
しかし、ルアット氏は、教会としては遺体の研究には同意しないとしている。なぜなら、教会は長きにわたりこの遺体を謎めいた神聖なものと考え、唯一無二の「宝物」として大切に扱ってきたからだ。
シー女史の孫やひ孫は存命で、海外で暮らしている。孫やひ孫は2~3年に1回のペースでベトナムに帰国し、シー女史の遺体に祈りを捧げに教会を訪れる。彼らが不在の間は、教会にいる1人に遺体の世話を一任している。
もし、遺体の衣服に損傷があって交換しなければならないときには、教会の担当者が孫やひ孫に連絡し、衣服の交換の許可を得ている。それ以外については、遺体に触れて何かをすることはないのだということだ。