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フック氏は、ホーチミン市にあるトンドゥックタン大学のグラフィックデザイン学部を卒業した。卒業後は、国内外の出版社向けに、特に児童書のイラスト制作などの様々な仕事を手掛けてきた。
「一時期はデザイン業界でも仕事をしていたのですが、やはりイラスト制作の仕事はとても楽しいと感じました。特に、子供向けに絵を描いたり、物語を書いたりするのが好きなんです。私はいつも、子供たちには人生や世界に対して想像力を発揮してほしいと思っています。私の作品も、子供たちの想像力をかき立てることを目指しているんです」とフック氏は語る。
フック氏自身、楽天家で遊び心にあふれた性格で、時には子供のように自由奔放なのだそうだ。そのため、フック氏の作品もおのずとほとんどが子供に関連するものになっているという。
フック氏は、イラストを仕事にしようと志す若者たちに、こんなメッセージを送った。「多くの人に自分を知ってもらうには、まず専門性を高め、常に成長し、日々自分自身を改善していかなければなりません。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)での自分のブランドに固執しすぎることなく、自分の作品に投資し、さまざまなジャンルや描画スタイルに挑戦していってください」。