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ネット上に氾濫するフェイクニュースと日夜格闘しながら、在ベトナムの外国人コミュニティ向けに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する最新情報を収集・翻訳している英国人男性がいる。男性は1日14〜18時間もかけてベトナム国内の権威ある報道機関からニュースを収集し、毎日50〜140本もの記事を翻訳してソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で紹介している。
男性の名はウェイン・ウォレル=Wayne Worrellさん(55歳)。ベトナム在住歴は11年を数え、ベトナム人の奥さんと子供たちと一緒に、ホーチミン市直轄のトゥードゥック市で暮らしている。
新型コロナ禍の現在、「正確な情報」を把握することの重要性は以前にも増して高まっているが、在ベトナム外国人の多くは、言語の壁や情報の信憑性を判断してくれる現地のネットワークが限られていることにより、現地の最新ニュースに触れる機会が少なく、意識して調べていてもフェイクニュースと事実を判別できない場合が多い。
こうした中、ベトナム語が分からない外国人の生活をサポートすべく、ウォレルさんは自分の時間を削って、信頼できる報道機関のニュースを翻訳し、外国人コミュニティに紹介することを決めた。