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夫婦は同じビニールハウス内で、イチゴの受粉を増やすためにミツバチも育てている。
以前、夫婦は5月から12月にかけてダラット(南中部高原地方ラムドン省)品種のイチゴ栽培を試みたことがあった。しかし、その時期のサパは気候の変化が大きく、夏は日差しが強く酷暑で、冬は雪が降って氷結するほどの寒さだったため、栽培はうまくいかなかった。
イチゴ栽培技術を習得した後も、夫婦はブランディングとプロモーションの問題に直面した。その際、夫婦はより効果的な方法として、農業と体験型観光を組み合わせることを思いついた。
「農園への投資総額は約80億VND(約3800万円)です。イチゴ販売による年間売上高は平均30億VND(約1440万円)なので、現在は資本を回収している段階です。農園には無料で入園できますが、いらっしゃるお客様はほぼ全員イチゴ狩りをして、持ち帰り用のイチゴも買って行きますよ」とズンさんは語る。
ズンさん夫婦は将来的に、熱帯種のイチゴや熱帯の気候に適したペピーノ(ぺピノ)という果実も栽培する予定で、同時にヨーグルト、スムージー、ゼリー、ドライフルーツなどのイチゴ加工製品も生産し、農産品をより充実させていく計画を立てている。