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結婚後は夫の支援によりシンガポールで医学の勉強をし、現在はベルギーのリンブルフ州シント=トロイデン市にある病院で看護師の仕事をしている。マイさんは現在、ベトナム語、モン語、英語、オランダ語ができるほか、学校で学んだばかりのフランス語も少しできる。マイさんにとっては、フランス語が一番難しいという。
マイさんが夫にオランダ語を教わった、というインターネット上の情報について真偽を尋ねると、「自分で勉強しに行きました。彼には教わっていません」と笑いながら答えた。2人の息子には英語とフランス語を学ばせる予定だという。
マイさんは、産前は年に2回、家族に会いに帰省していたが、2人の息子を授かってからはテト(旧正月)にだけラオカイ省へ帰っている。2014年からはテトで地元へ帰るたびに貧しい子供達に数百着もの冬服を自費で寄付している。
「お金を貯めて故郷の同胞と分かち合いたい。それ以外に大きな目的はありません」とマイさん。この意義ある活動により、ラオチャイ村の多くの人がマイさんのことを知り、慕っている。マイさんはインターネット上でもベトナムの子供達を支援する募金活動を行っており、人々から称賛を送られている。