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この店の店員も大勢の女の子の電話番号を管理しており、客の要求に応じて店に呼び出す。フオンと名乗る22歳の女の子は電話から30分たらずで到着した。控えめなモノトーンの服で現れた彼女はおとなしそうに見える。彼女は中学までをキエンザン省で過ごした。困難な暮らしから抜け出すため、友人の勧めでこの仕事を始めたという。「キスしたり抱きしめたりは好きにしてもらっていいですが、お酒はあまり飲めません。今晩はこの後2人と約束が入っていますから・・・」
彼女達はフリーのコールガールだが、ソックチャン市には数十人に上るコールガールを飲食店やカラオケに派遣する元締めの男がいる。毎晩宿屋やカラオケに女の子を連れて行き、次の日に稼ぎの半分を納めさせる。
彼らのもとで働くコールガールの一人、トアにフリーとして仕事をしない理由を聞くと、元締めの男に2千万ドン(約9万4800円)以上の借金をしているのだという。家族の借金を払うためにトアは男から借金し、まだ3分の1ほど残っている。借金がなくなるまで男のもとで働き続ける約束になっているのだ。「たくさん稼いで早く返したいから、ホテルに行く場合は1回に50万ドン以上もらうようにしています。お客は一緒に飲んでいて要求があったときに限られますから、思ったようには稼げません」