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日本でお馴染みのテレビ番組「料理の鉄人」のアメリカ版、「マスターシェフ~天才料理バトルシーズン3」で、視覚障害のある小柄な越僑女性クリスティーヌ・ハーさんが並み居る強豪を破り“マスターシェフ”の栄冠を勝ち取った。
現在彼女は33歳。ヒューストン大学に在学中の大学生で、有名な料理ブロガーでもある。9月に行われた決勝戦では、ミシシッピ州から参加した米軍料理担当のジョシュ・マークス氏を打ち破り、賞金25万ドル(約1950万円)と料理本の出版権を獲得した。
決勝戦では、2時間で3品の料理を完成させるという課題が出された。マークス氏は、◇タイガーシュリンプのバター煮スウィートソース添え、◇ラム肉のカレーソテーと春野菜、◇燻製肉とピーカンナッツのブレッドを作った。審査員たちは料理の難易度の高さを褒め称えたが、バター煮のエビが少々生臭かったという評価を下した。
一方のハーさんは、◇タイ風リンゴとパパイヤのサラダ、◇玉子と豚肉の煮込み、◇サトウキビとガーリック風味のシャーベットを完成させた。彼女は自分の料理を「味のアンサンブル」と表現する。審査員たちからは、シンプル且つヘルシーで実に完成度が高いと一様に高評価を得た。そして厳正な評価の結果、“女マスターシェフ”が誕生した。