[携帯電話]
MobiFone, VinaPhoneに続く第3のGSM携帯電話サービス会社Viettel社(098)の契約申込み受付が16日から始まった。当初の予定では7月1日からサービスを開始する計画であったが現在開始予定日を8月1日に変更し最終調整をしている。
16日付VnExpressによると同社は郵政通信省に対し6秒課金制度を申請中だと報じている。CDMA方式のS-Foneは現在10秒課金制度を適用しているが、同じGSM方式のMobiFone,VinaPhoneは最近1分ごとの課金から30秒になったばかり、実現すれば圧倒的シェア-を誇る2大巨頭(Mobi,Vina)に対抗できる目玉となる。
さらに同社では低所得者を対象とした1ヶ月6万ドンのセットプランも打ち出しており、契約者は1ヶ月6万ドンを支払えば6秒通話60回分と6万ドン分のメール(400ドン/1件)を利用でき、メール利用を中心に最小限の電話もかけられるプランを提供する計画。
[ADSL]
現在Viettel社ではインターネットプロバイダーサービス、インターネット電話サービスを行っているが、このほどADSLと固定電話サービスも開始した。同社によるとHCM市2区、12区、Tan Binh区では申し込みを行ってから約2週間、その他1区、3区、Go Vap区ではそれより長く1ヶ月ほどかかるとしている。
同社では現在市内に基地局を20ヶ所(平均各区2ヶ所)設置しており、7月中にさらに市内に12ヶ所設置し、4区とThu Duc区にもサービス地域を広げるとしている。同社のTran Anh Thao営業部長の話によると申し込みは市内2ヶ所(150 Cong Hoa, Q.Tan Binh, 270 Ly Thuong Kiet, Q. Tan Binh)で受け付けており1ヶ月の設置可能件数は約500~600件としている。
※Viettelまもなく登場です。現在携帯電話サービスシェア-90%以上のMobi, Vinaにどう対抗するかですが、すでに両者のサービスを長期間使用している利用者に電話番号を変えてまでVittelにしようと思わせる方法が必要です。
そこで6秒課金制度の申請のニュースですが、本当に実現するかどうかはもう少し先にならなければわかりませんが、これら大手2社の寡占が国会でも取り上げられこれをかわすためにも認められる可能性がないこともありません。またVittel社もこれぐらいの差をつけられなければかなりの苦戦を強いられるのは目に見えています。
さらに目玉はADSLサービスです。現在VNN、FPTともに主に市内中心部でのサービスを行っていますが、2区、12区、Thu Duc区でのサービスはまだ行われていません。そこにVittelが入り込み、市内は大手、郊外はVittelと住み分けができれば契約者数も伸びることでしょう。