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[社会]

「イカゲーム」シーズン2、登場人物がベトナム戦争賛美で批判殺到

2024/12/30 04:46 JST更新

(C)Tien Phong
(C)Tien Phong
 映像ストリーミングサービス「ネットフリックス(Netflix)」の韓国ドラマ「イカゲーム」のシーズン2が12月26日から配信開始となったが、登場人物のセリフにベトナム戦争を賛美するような部分があったとして、ベトナム国内で批判の声が上がっている。

 問題とされているシーンは、エピソード5で俳優カン・ハヌル演じる元海兵隊員のデホ(参加番号:388)が、他の参加者たちとの会話の中で父親がベトナム戦争に従軍していたことを打ち明けると、イ・ソファン演じるチョンベ(参加番号:390)が「立派な方だな」と答えるシーンだ。

 これを受けたベトナム人視聴者からは、「シーズン2を観るつもりだったが、もうやめた」、「もう観ない。これが正しい判断だ」、「ベトナムに対する尊重がない」、「ベトナム戦争に従軍したから立派な父親?誇れる部分はどこ?」など批判するコメントが殺到した。

 文化スポーツ観光省傘下の映画局の代表者は、イカゲームを巡る論争が巻き起こっていることは把握しているとし、作品を精査した上で近く回答すると述べた。映画法に照らし合わせて、作品内容に違反があった場合は法律に基づいて処分するとのこと。

 「イカゲーム」は、多額の借金を抱えた人々が賞金をかけて命賭けの危険なゲームに挑戦するといういわゆるデスゲームを描いた韓国ドラマ。2021年9月にシーズン1が配信されると、世界的大ヒット作となり、ネットフリックスで最も視聴されたシリーズの1つとなった。 

[Tien Phong 12:58 27/12/2024 U ]
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