ベトナム式賭博「ソックディア」の賭博場摘発、300mのトンネルも [社会]

　東北部地方ランソン省警察は27日午後5時半ごろ、バンラン郡タンミー村(xa Tan My, huyen Van Lang)にある民家でトランプ片を使ったベトナム式賭博「ソックディア(xoc dia)」を行う違法賭博場を摘発し、賭博に興じていた男女30人以上を現行犯逮捕した。

　容疑者らは、ランソン省、東北部地方クアンニン省、同タイグエン省、同バクザン省、北部紅河デルタ地方ハイズオン省在住。

　警察は場内で、現金約1億5000万VND(約91万円)や、賭博に用いられたとみられる道具のほか、携帯電話約30台、自動車2台などの証拠物件を発見・押収した。

　この民家は、ラック・バン・リム容疑者(52歳)が所有するもので、有刺鉄線の柵に囲まれており、場内に入るには、長さ300mのトンネルと複数の鉄のドアを通過しなければならなかった。容疑者らは周辺に多くの監視カメラを設置し、24時間体制で監視を行っていた。

　容疑者らが取り調べで供述したところによると、賭博場を開帳していたのはチュオン・バン・テー容疑者(40歳、バクザン省在住)で、毎日午後3時から午前0時まで開いていたという。同事件をめぐり、警察は捜査範囲を拡大している。

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