ラオカイ省：地滑り被害のヌー村落、行方不明者数が14人まで減少 [社会]

（C）Tien Phong

　台風3号(アジア名：ヤギ、日本では台風11号)の影響で鉄砲水に伴う地滑りが発生した西北部地方ラオカイ省バオイエン郡フックカイン村ヌー村落(lang Nu, xa Phuc Khanh, huyen Bao Yen)では、村落全体が流されて甚大な被害が出ている。

　この地区には、33世帯・168人が住んでいたが、15日正午の時点で、52人が死亡、14人が行方不明、15人が負傷している。災害の影響により、通信障害や道路の寸断も発生していたため、正確な数字の把握には時間がかかった。また、危険を感じて避難先から戻っていなかったケースや、報告された情報が重複していたケースなどもあった。

　これまでに87人の無事が確認され、死者・行方不明者の数は当初より減って66人となった。第2軍区とラオカイ省当局は引き続き、行方不明者の捜索を急いでいる。

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