プロサッカー選手・スタッフ3人の交通死亡事故、追突トラックの運転手に禁固10年 [社会]

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　南中部高原地方ザライ省人民裁判所は22日、道路交通法に違反して3人を死亡させたとして、同省在住のトラック運転手であるディン・ティエン・ビン被告(男・37歳)に禁固10年の判決を言い渡した。

　ビン被告が引き起こした事故では、サッカーベトナム1部ホアン・アイン・ザライFC(HAGL)が所有していた乗用車が巻き込まれて、コーチのズオン・ミン・ニン氏、ブラジル出身のポルトガル人FWパウロ・マデイラ・オリヴィエラ選手、メディカルスタッフのダオ・チョン・チー氏が死亡。運転手のグエン・トゥ・シン氏も重傷を負った。

　事故が発生したのは2023年8月12日午後2時ごろ。HAGLの選手・スタッフ3人を乗せた乗用車は試合を終えて、南中部高原地方ダクラク省から同ザライ省に戻るため、国道14号線を走行中に後方からビン被告が運転するトラックに追突された。乗用車はそのまま反対車線に押し出され、前方から走ってきたトラックに衝突、トラック2台に挟まれる形となって大破した。

　捜査当局は事故原因について、ビン被告が安全確認を怠って、無謀な運転をしたことによるものと特定。裁判所は、社会に危険を及ぼす行為であり、3人もの尊い命を奪ったとして、ビン被告に禁固10年の判決を下した。

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