クオッククオン・ザライの現社長逮捕、ベトナムゴム工業事件絡みで [社会]

　公安省捜査警察機関は19日、不動産デベロッパーであるクオッククオン・ザライ[QCG](Quoc Cuong Gia Lai)のグエン・ティ・ニュー・ロアン社長(女)を公的資産の使用・管理に関する規定に違反して損失・浪費をもたらした容疑で逮捕、起訴した。

　ロアン容疑者の逮捕は、企業における国家資本管理委員会(CMSC、通称：スーパー委員会)傘下の国内最大手の天然ゴム栽培・加工会社ベトナムゴム工業グループ[GVR](Vietnam Rubber Group)と系列企業および資源環境省における違反事件の捜査の一環として行われた。

　この事件で捜査警察機関は17日、GVR元取締役社長のチャン・ゴック・トゥアン容疑者(男)を収賄容疑で、ホーチミン市人民委員会元副主席のグエン・ティ・ホン容疑者(女)を公務執行上の職権乱用容疑で、GVR元会長のボー・シー・ルック容疑者(男)を公的資産の使用・管理に関する規定に違反して損失・浪費をもたらした容疑で、GVR元取締役副社長のチャン・トアイ容疑者(男)も公的資産の使用・管理に関する国家規定に違反して損失・浪費をもたらした容疑でそれぞれ逮捕、起訴命令を出した。

　同事件では既にGVRのレ・クアン・トゥン元社長・元会長代行やGVRのフイン・チュン・チュック元副社長などが起訴されている。

　捜査警察機関は、容疑者らの違反行為の証拠を固めるとともに、GVRなどにおける違反行為の全容を明らかにするため捜査を拡大している。

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