インター校の読書課題で官能小説を配布、保護者から批判殺到 [社会]

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　ホーチミン市直轄トゥードゥック市にあるインターナショナルスクールで、連休中の読書課題として担当教師から「ポルノコンテンツ」を含む書籍が配られていたことが、保護者の訴えで明らかとなった。

　同校の高校2年生に配布されたのは、ベトナム系米国人の詩人オーシャン・ブオン(Ocean Vuong)が執筆した小説「On Earth We’re Briefly Gorgeous)」。

　保護者らが、インターネット上の保護者グループの交流ページで問題の書籍が配られた読書活動を強く非難し、「証拠」としてティーンエイジャーの少年2人が性交渉する様子が細かく描写されたページを撮影して画像を投稿した。

　ある保護者は、「連休の読書活動を楽しみにしていたが、下劣で下品な言葉の羅列とポルノ的な内容にショックを受けた。有害図書のせいで、子供は精神的に毒されてしまった」と憤慨した。

　同校は、「オーシャン・ブオンは国際バカロレア(International Baccalaureate＝IB)プログラムが推奨する著者リストに含まれており、氏の作品はベトナムで広く入手可能」と説明する一方で、「保護者の懸念を尊重し、同作品が生徒に紹介された経緯について調査中」とコメントした。

　なお、同校は既に問題の書籍19冊の全てを回収済み。同市教育訓練局は、今回の件を教訓とし、軽率な指導があった教師を規定に基づいて処分するよう同校に指導した。

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