商工省貿易促進副局長を収賄容疑で逮捕、違反事件に関与 [社会]

　公安省傘下の治安捜査局(A09)は、商工省貿易促進局のチャン・ズイ・ドン副局長(男)を収賄容疑で、石油製品卸売のスエンベト・オイル(Xuyen Viet Oil)チーフアカウンタントのディン・ティエン・ズン容疑者(男)と同社営業部長のグエン・タン・ロン容疑者(男)を贈賄容疑で逮捕した。

　公安省報道官トー・アン・ソー中将が3日に明らかにした。

　同事件ではこれに先立ち、11人の容疑者が逮捕され、◇公的資産の使用・管理に関する国家規定に違反し損失・浪費をもたらした容疑、◇責任を果たさず甚大な被害をもたらした容疑、◇贈収賄容疑、◇職権を乱用し他人に影響を与えた容疑などで捜査を受けている。

　逮捕者には、スエンベト・オイルの社長のほか、◇商工省のドー・タン・ハイ次官(男)、◇同省国内市場局のホアン・アイン・トゥアン副局長(男)、◇財政省価格管理局のダン・コン・コイ副局長(男)、◇南部メコンデルタ地方ベンチェ省共産党委員会のレ・ドゥック・ト前書記(男)、◇ホーチミン市財政局のレ・ズイ・ミン局長(男)など、複数の高官が含まれている。

　同事件では、容疑者らがスエンベト・オイルにおける石油製品価格安定化基金の積み立てや管理にあたり不正を働き、横領するなどして国に多額の被害をもたらしたとされる。警察は、被害克服に向けて、容疑者らの資産の凍結・押収を進めている。

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