ホーチミン市とソンラ省ソンラ市、「ユネスコ学習都市」に登録 [社会]

　国連教育科学文化機関(ユネスコ)は14日、35か国の64都市をユネスコ生涯学習研究所(The UNESCO Institute for Lifelong Learning＝UIL)の「学習都市に関するグローバルネットワーク(Global Network of Learning Cities＝GNLC)」に登録したと発表した。今回、ベトナムからはホーチミン市と西北部地方ソンラ省ソンラ市が登録された。

　ベトナムの都市では2020年に南部メコンデルタ地方ドンタップ省サデック市と北中部地方ゲアン省ビン市が、2022年には南部メコンデルタ地方ドンタップ省カオライン市がGNLCに登録されており、国内の登録都市は5都市となった。

　ユネスコの登録審査は、生涯学習都市の構築に関する42の基準に基づいて、教育分野の独立専門家によって厳格に行われている。GNLCに登録されるためには、全ての市民向けに生涯学習の条件整備をすることを約束する必要がある。登録されると、GNLCを通じて加盟都市間でのアイデア・知見・経験の共有、学習都市構築への技術支援、ユネスコ学習都市賞への応募などが可能になる。

　今回の発表で世界のGNLC加盟都市は79か国の356都市となった。総人口は3億9000万人余りに上る。

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