VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[社会]

ベトナムの詐欺被害者、金銭を取り戻せた人の割合は1.3%

2023/12/27 06:54 JST更新

イメージ画像
イメージ画像
 グローバル・アンチスキャム・アライアンス(Global Anti-Scam Alliance=GASA)と台湾のベンチャー企業ゴーゴールック(Gogolook)の報告によると、ベトナムでは電話などで詐欺の被害に遭った後、失った金銭を取り戻した人の割合は1.3%に留まる。

 報告はアジアの11か国・地域(台湾、日本、タイ、マレーシア、フィリピン、韓国、香港、シンガポール、ベトナム、中国、インドネシア)の約2万人から直接データを収集してまとめたもの。2020年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが発生して以来、世界中の政府や企業がデータ漏洩に悩まされており、以前は詐欺被害の少なかった東南アジア地域でも急速に増加した。

 詐欺行為に使われるプラットフォームには、電子メールやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、ショートメッセージサービス(SMS)、メッセージングアプリ、フォーラムなどがある。

 ゴーゴールックが開発した迷惑電話対策アプリ「フーズコール(Whoscall)」の統計によると、アジアで1人が1年間に受信する詐欺の電話やSMSの件数は、2020年の8.9回から2022年には15回に増加した。11か国・地域のうち8か国・地域では、電話またはSMSが詐欺の手段として最も多く利用されている。

 国・地域によって詐欺で利用される手段が異なる。タイ、マレーシア、香港、ベトナムでは電話が75%余り、フィリピン、韓国、インドネシアではSMSが75%余り、台湾、フィリピン、シンガポール、ベトナム、中国、インドネシアではSNSが25%余り、日本、韓国、フィリピンでは電子メールが25%となっている。 

[Lao Dong 07:39 25/12/2023, O]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる