ダナン：白昼の銀行強盗で警備員死亡、犯人らはSNSで知り合う [社会]

　南中部沿岸地方ダナン市グーハインソン区ミーアン街区グーハインソン(Ngu Hanh Son)通り169番地にあるベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)の支店で22日午後1時45分ごろに強盗事件が発生し、強盗に応戦した警備員1人が死亡した。

　事件当時、マスクを着用した男2人が支店内に押し入ると、拳銃を取り出して威嚇射撃し、さらに刃物を振り回しながら現金を渡すよう行員に求めた。しかし、行員らが警報を鳴らして対抗したため、男らは逃走しようとした。

　男らはバイクに乗ったものの、行員らと地元住民によってバイクを蹴り倒された。2人のうち、チャン・バン・チー容疑者(22歳)がその場で取り押さえられ、警察に身柄を引き渡された。一方のグエン・マイン・クオン容疑者(35歳)は、同日午後にソンチャー区で身を隠しているところを警察に逮捕された。

　容疑者らに応戦した際に刃物で刺された警備員のT・M・Tさん(男性・50歳)は、病院に救急搬送されたが、同日午後3時ごろに死亡が確認された。

　容疑者2人が取り調べで供述したところによると、2人はもともと知人同士ではなく、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「借金苦で危険なことをしたい人の会」で知り合った。11月から一緒に暮らしており、いずれもゲームや賭博で借金を抱えていたことから銀行強盗を企んだという。

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