ハノイ：ホン川で発見のバラバラ遺体、身元は17歳のミスコン準優勝者と判明 [社会]

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　10月13日昼頃、ハノイ市を流れるホン川(紅河)で釣りをしていた地元住民が、川沿いでバラバラになった遺体を発見し、警察に通報した。その後の捜査で、遺体はミスコンで準優勝に輝いたことがある17歳の女性のものと判明した。

　ハノイ市警察によると、遺体で見つかったのは同市バーディン区在住のH・Y・Nさん。殺害後、犯人が証拠隠滅のため、遺体を4つに切断して川に遺棄したと見られている。切断された遺体のうち3つの部分は水面に浮いた状態で発見された。

　ハノイ市警察は翌14日午後11時ごろ、北部紅河デルタ地方タイビン省警察と協力して、同省に潜伏していたター・ズイ・カイン容疑者(男・38歳)を殺人容疑で逮捕。逮捕時、容疑者はナイフを所持して空き家のベッドの下に身を潜めていた。警察や家族が出てくるよう説得したが、容疑者はこれに応じようせず、のどを切って自殺を図った。自殺は未遂に終わり、容疑者は現在、同省の病院で治療を受けている。

　殺害されたNさんは、2022年のミス・アオザイ・ベトナムの準ミス2に選ばれた美貌の持ち主で、現在はフリーのモデルを生業としていた。社交的な性格で、芸能関連のイベントやボランティア活動に積極的に参加していたという。

　警察は現在、事件の全容解明に向けて捜査を進めている。なお、容疑者はハノイ市ザーラム郡の新都市区「ビンホームズ・オーシャンパーク(Vinhomes Ocean Park)」在住。妻子がおり、両親を含めた家族全員がハノイ市に住んでおり、タイビン省の地元に戻ることは稀だった。また、過去に犯罪歴などもないという。

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