大地震被害のトルコとシリア、ベトナムが20万USDを緊急援助 [社会]

　ファム・ミン・チン首相は14日、トルコ南部のシリア国境近くで6日未明に発生した大地震の被害を受けたトルコとシリアの大統領に書簡を送り、それぞれの国に10万USD(約1330万円)を緊急援助し、引き続き必要な支援を行うと伝えた。

　これに先立ちベトナムは9日夜、公安省の救助隊と医療スタッフ計24人をトルコに派遣した。南東部アドゥヤマンに到着したベトナムの救助隊は11日夕方、パキスタンチームと協力し、がれきに138時間閉じ込められていた17歳の少年を救出した。14日までに9人の遺体を収容した。

　ベトナムは12日夜、76人の工兵と軍医からなる救助隊を、救助犬や食糧10tとともにトルコに派遣し、南部のハタイ県アンタキヤで被害者の捜索に当たった。

　この地震では15日までに両国での死者が4万1200人を超えている。トルコ政府は国際社会に支援を呼びかけ、数十の国が救助隊を派遣して被害者の救出活動を続けている。

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