[社会]
27年前に人身売買被害のベトナム人女性が帰国、中国に残す子供を想って涙の日々
2022/11/07 14:46 JST更新
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かつて北中部地方ハティン省ロックハー郡ティンロック村(xa Thinh Loc, huyen Loc Ha)に住んでいたグエン・ティ・ローさん(女性・54歳)は、今から27年前の1995年、出稼ぎ先の南中部高原地方ダクラク省で消息を絶った。
当時27歳だったローさんは、何者かに騙されて中国に売り飛ばされ、その後、中国人男性の妻となり、4人の子供をもうけた。彼女は最近になって、人身売買の被害者として特定され、身分証明の書類がなかったため、中国当局によってベトナムに強制送還された。
ローさんは帰国後の11月1日に、ハティン省に隣接する北中部地方ゲアン省社会福祉センターに身柄を移された。センター職員らがインターネットで情報を検索したところ、家族が長期間にわたり彼女を探していることを知った。
職員から連絡を受けた家族らは、すぐにゲアン省を訪れて11月3日に、ローさんをハティン省に連れて帰った。27年ぶりに故郷に戻ることができた彼女だが、中国にいる4人の子供のことを想っていつも泣いているという。なお、中国に残した子供たちとはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を介して連絡を取り合っている。
ローさんは9人兄弟の5番目の子供として生まれた。両親は既に他界しているため、現在は弟宅で過ごしている。ローさんは、中国に戻って子供たちと一緒に暮らすことを希望しており、家族は彼女の望みを叶えるため、身分証明書の申請などでサポートしていく考えだ。
[Tuoi Tre 21:17 03/11/2022 / VnExpress 22:23 03/11/2022 U]
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