SCB店舗に預金者殺到、公安省がSNSでデマ流布の男性を召喚 [社会]

（C）VTC

　北部紅河デルタ地方ハナム省警察は9日、公安省傘下の内政安全保障局(A03)および経済安全保障局(A04)と協力し、銀行活動に関する事実無根のデマを流布したとして、同省フーリー市(TP. Phu Ly)在住のN・K・Qさん(男性・40歳)を召喚し取り調べを行った。

　これに先立ち、サイゴン商業銀行(SCB)と深いコネクションがあるとされる華人系不動産大手VTPグループ(Van Thinh Phat Group)のチュオン・ミー・ラン会長(女・66歳)らが社債発行をめぐる詐欺・資産横領容疑で逮捕されており、多くの預金者がSCBに殺到して預金の引き出しを求める動きがあった。

　取り調べを受けたQさんは、フェイスブック(Facebook)に虚偽の情報を投稿したことを認めた。ハナム省警察は、この行為が国民を不安にさせ、預金の引き出しに向かうよう扇動したほか、銀行業界の正常な活動を阻害し、治安に悪影響を及ぼしたとして厳格に処分する方針を示している。

　公安省は組織・個人に対し、フェイクニュースや国民を困惑させるような情報を投稿・シェアせず、フェイクニュースなどに同調するコメントをしないよう勧告している。

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