FLC元会長、詐欺・資産横領容疑で追起訴　架空増資で株価吊り上げ [社会]

　公安省傘下の捜査警察機関(C01)は25日、株価操縦容疑で逮捕されているFLCグループ[FLC](FLC Group)のチン・バン・クエット元会長を、詐欺・資産横領容疑で追起訴した。

　クエット同容疑者のほかに、FLCのフオン・チャン・キエウ・ズン元副会長、クエット容疑者の実妹であるチン・ティ・トゥイ・ガー容疑者、チン・ティ・ミン・フエ容疑者ら3人もクエット容疑者を支援したとされ、同じく詐欺・資産横領容疑で起訴された。

　同機関の調べによると、クエット容疑者は2014年から2016年にかけて、FLCファロス建設[ROS](FLC Faros)の株価を吊り上げるため架空増資を実施した。その後にROS株を売却し、6兆4000億VND(約370億円)余りの不正利益を得た。

　今回起訴された容疑者4人全員は、株価操縦容疑で今年3月に起訴・逮捕されている。

　なお、ホーチミン証券取引所(HSX)は25日、ROSの上場廃止を決定した。上場廃止日は2022年9月5日。

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FLC元会長、詐欺・資産横領容疑で追起訴 架空増資で株価吊り上げ

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