[社会]
白化現象でニャチャン湾のサンゴが大量死
2022/06/14 03:52 JST更新
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南中部沿岸地方カインホア省のニャチャン湾で、白化現象によるサンゴの大量死が発生している。アフターコロナで観光事業が再開され、久しぶりにダイビングでニャチャン湾を訪れた人々は、変わり果てたサンゴ礁の姿にショックを隠せずにいる。
ベトナム科学技術研究所(VAST)傘下の海洋研究所(VNIO)などが2021年3月に発表した報告によると、1980年と比べてニャチャン湾のサンゴ礁の90%が姿を消しており、近年は特に大規模な白化で死滅が進んでいる。
原因としては、◇台風などの自然災害、◇地球温暖化、◇違法漁獲などが挙げられる。ニャチャン湾管理委員会によると、2021年から2022年6月までの間にパトロール隊が49件の違法漁獲を摘発・処分したが、人員不足のため、サンゴの違法漁獲が横行しているという。
ニャチャン湾管理委員会は、海洋研究所と協力して、管轄地域内のサンゴ再生計画を進める方針だが、サンゴ礁の再生には約10年もかかるという。
ニャチャン湾海洋保護区は面積約160km2。ここには350種類以上のサンゴが生息し、サンゴ礁の面積が252haとなっている。
[VnExpress 11:00 10/06/2022 / Tien Phong 10:43 10/06/2022 U]
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