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[社会]

ネット上の有害コンテンツ、国内拠点の有無を問わず削除義務

2022/05/30 02:17 JST更新

(C)VTC
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 「フェイスブック(Facebook)」を運営する米国のテクノロジーコングロマリットであるメタ・プラットフォームズ(Meta Platforms)や「ユーチューブ(YouTube)」を運営するグーグル(Google)など、ベトナムに拠点を置いていないインターネット関連サービス会社でも、ベトナム当局の要求に応じて、児童にとって有害なコンテンツについてフィルタリングやブロック、削除などの対応を取らなければならない。

 これは、労働傷病兵社会省傘下の児童局のグエン・ティ・ガー副局長が25日に開かれたインターネット環境における児童保護に関するセミナーで明らかにしたもの。

 ガー副局長によると、労働傷病兵社会省と情報通信省はこれまでに、フェイスブックやユーチューブなど多くのプラットフォームに投稿された児童に有害なコンテンツを処分してきた。

 代表的なものは、オカルトや迷信的なコンテンツ、ホラー映像など。有名どころでは、子供の健全な成長に有害と判断されたユーチューブチャンネル「TIMMY TV」が昨年、ベトナム当局の要求を受けたグーグルによって削除された。

 こうした有害コンテンツについて、保護者らは児童保護ホットライン「111」に苦情を申し入れる形で告発することが可能となっている。

 なお、2021年2月時点のベトナムのSNSアカウント数は7200万件、インターネット利用者数は6870万人に達し、人口の70.3%を占めている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で子供のインターネット利用が増加したことにより、子供たちがネット上の危険に晒されることが危惧されている。 

[Tuoi Tre 19:56 25/05/2022 U]
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