[社会]
アストラゼネカの長時間作用型抗体療法「Evusheld」、ベトナムで使用許可
2022/03/11 15:40 JST更新
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ベトナム保健省はこのほど、英アストラゼネカ(AstraZeneca)の長時間作用型抗体の併用療法「Evusheld」(チキサゲビマブとシルガビマブの同梱製剤、開発コード:AZD7442)について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の曝露前予防を対象とした使用許可を付与した。
アストラゼネカによると、「Evusheld」は新型コロナに感染し回復した患者が持つ2種類の抗体を模倣しており、感染者の発症や重症化の予防に加え、感染予防の効果も期待されている。
「Evusheld」は、中等から重度の免疫不全の患者(臓器移植、癌、HIVなど)や、ワクチンを接種できない人、または十分なワクチンを接種したにもかかわらず新型コロナ予防に十分な抗体を産生できない人、重度のアレルギーでアナフィラキシーショックを引き起こす恐れがある人など、リスクの高いグループにとって適切な療法と考えられている。
アストラゼネカの研究結果によると、従来のワクチンとは異なり、Evusheldを接種後、わずか数時間で感染予防に必要な量の抗体を産生し、有効率が83%に達する。6か月にわたる研究期間で重症化、または死亡したケースは無かったという。
Evusheldは3月末までにベトナムに輸入され、まずはハノイ市のタムアイン総合病院(ロンビエン区)とホーチミン市のタムアイン総合病院(タンビン区)で使用される見通し。
[Ha Noi Moi 11:09 10/03/2022 / VnExpress 11:32 10/3/2022 U]
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