VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[社会]

ダナン:裁判中に被告が農薬飲んで自殺未遂、判決に不服

2021/12/09 13:55 JST更新

(C) toquoc
(C) toquoc
 南中部沿岸地方ダナン市グーハインソン区人民裁判所で8日、一等地の購買契約に関する裁判の判決が下された後に、敗訴した不動産会社社長が判決を不服として自殺を図り、病院に救急搬送されたことが大きな話題となっている。

 自殺を図ったのは、ランド・ハーハイ(LAND Ha Hai、ダナン市ハイチャウ区)のボー・バン・クオン被告(男)。クオン被告は、裁判官の判決に偏見があるとし、ポケットに隠し持っていたボトル入りの農薬を取り出して飲み、その場で倒れた。被告の妻も農薬を飲もうとしたが、同行した家族が阻止した。

 クオン被告は病院で治療を受けた後、危篤状態から回復した。

 ランド・ハーハイは2017年10月、競売入札により1兆8100億VND(約89億円)でグーハインソン区の一等地2区画(総面積12ha)を落札し、11月に同2区画の土地使用権を所有するソンダ都市投資開発[SJS](Sudico、ハノイ市ナムトゥーリエム区)との間で購買契約を締結した。

 契約によると、ランド・ハーハイは2017年12月5日までに購入代金の全額を支払うことになり、同年12月29日までに4040億VND(約20億円)を支払った。しかし、対象の2区画に法的問題があることがわかり、複数回にわたりこの問題についてSJSに打診すると共に、支払いを一時停止した。SJSは2018年8月、ランド・ハーハイが契約に違反しているとして契約を一方的に終了し、保証金の全額はSJSのものとすることを通知した。

 同契約をめぐって2社は訴訟を起こしたが、裁判所はSJSの立場を支持し、SJSに賠償を求めるランド・ハーハイの要求を却下した。 

[To Quoc 12:52 08/12/2021, A]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる