[社会]
ベトナム製超小型衛星、打ち上げから22日経過も信号受信できず
2021/12/03 14:35 JST更新
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ベトナム科学技術研究所傘下のベトナム国家宇宙センター(Vietnam National Space Center=VNSC)は1日、11月9日に内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡)から打ち上げられたイプシロンロケット5号機に搭載されたベトナムのキューブサット「ナノドラゴン(NanoDragon)」について、地上局に信号がまだ届いていないことを明らかにした。
イプシロンロケットには計9機の超小型衛星が搭載されていた。
ナノドラゴンは3つの通信回線が使えるよう設計されている。このうち、UHF周波数帯でテレメントリデータ(衛星の状態に関する情報)を送信する電波が地上局に届いていないため、衛星の詳しい状態が分からないという。
VNSCのレ・スアン・フイ副所長によると、同センターの技術者らは衛星からの信号を受信する努力を続けており、地上局から毎日午前9時半と午後9時半の2回、衛星制御コマンドを送信している。
ナノドラゴンは重さ約4kg、一辺が3U(約13.3cm、1U=1.75inch=44.45mm)のキューブ衛星で、VNSCが開発した。
[VnExpress 22:43 01/12/2021,O]
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