[社会]
ホーチミン:帰国便の受け入れ一時停止、一部区域で社会的隔離措置も検討 市中感染深刻化で
2021/05/27 18:31 JST更新
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ホーチミン市で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスター(集団感染)が発生し、第4波の市中感染が深刻化している。これを受けて、COVID-19予防国家指導委員会は27日、オンライン会議の形で同市当局との緊急会合を開いた。
ホーチミン市人民委員会のズオン・アイン・ドゥック副主席によると、同市では27日午前10時までに、ゴーバップ区に拠点を置くキリスト教福音団体「リバイバル・エクレシア・ミッション(Revival Ekklesia Mission)」関連で疑陽性者25人が確認された。
交通運輸省は現状を踏まえ、向こう1週間は海外に立ち往生しているベトナム人の帰国便を同市に着陸させないよう手配する方針を明らかにした。
これを受けて、交通運輸省傘下のベトナム航空局は、航空会社や南部空港当局、市人民委員会、外務省傘下領事局、公安省傘下出入国管理局に対し、入国者の受け入れ停止について緊急文書を送付した。これにより、タンソンニャット国際空港では5月27日から6月4日まで入国者の受け入れを一時停止する。日本発の特別便も対象となる。
ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)は、引き続き感染者の接触者らの追跡を急いでいる。団体メンバーは多数いて、市内16区・郡の行政区に影響が及んでいる。
市は、1つのスペースの収容人数を10人未満に制限し、宗教儀式や不要不急の会合を一時停止している。
ドゥック副主席はまた、「感染リスクの高い区域については首相指示第15号/CT-TTg、または首相指示第16号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置を適用することも検討する」と述べた。
[Tuoi Tre 15:25 27/05/2021, A]
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