ペット救助隊のカップル、犬猫300匹に囲まれながら結婚 [社会]

　「子供は産まず、捨てられた犬と猫の世話をするために人生を捧げます」。チャン・ウエン・ニューさん(女性・31歳)とグエン・クオック・カインさん(男性・32歳)の2人は12年間の交際を経て、大好きな犬と猫に囲まれながら結婚する。

　2人はペット救助隊のベテランメンバー。新婦のニューさんは動物が大好きで、少女時代から、みなしごとなった犬猫の救助活動に参加していた。一方、新郎のカインさんはもともと犬が怖かったのだが、ニューさんとの交際がきっかけで動物好きになり、彼女が心血を注ぐペット救助隊の活動にも参加するようになった。

　2人はホーチミン市6区とビンチャイン郡で犬猫救助センターを運営し、捨てられた犬と猫合わせて300匹を飼っている。犬猫を飼うための費用を捻出するため、ペット用品店も営んでいるという。

　犬猫を我が子のように大切にしている2人はこのほど、結婚写真の撮影に臨んだ。写真には、幸せそうに微笑む2人が犬猫たちに囲まれながら「家族団らん」の時間を過ごす様子が写されていた

　ニューさんは、「多くの人々が犬や猫を飼っては捨てています。みなしごになった犬や猫の世話に専念するため、子供は産みません。このことは夫と両親からも同意を得ました。もし将来、子供が欲しくなった場合は養子縁組をするつもりです」と語った。

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