西洋薬・機能性食品の密造密売事件、元締めに禁固20年 [社会]

　ホーチミン市で2019年に摘発された偽装西洋薬・機能性食品の密造密売事件で、同市人民裁判所は15日、被告9人に有罪判決を下した。

　この事件では、国内外企業の有名ブランドを騙った多量の西洋薬と機能性食品の密造・密売が確認された。偽装品はホルモン剤や発毛促進剤、機能性食品が大半で、総額は約20億VND(約940万円)相当とみられる。

　被告らは偽装食品密造密売罪もしくは偽装医薬品密造密売罪、またはその両方に問われていた。

　元締めとして、アジアファーマシー(Asia Pharmacy)副社長のグエン・ディン・ラック・トゥー被告(男)とドンズオックベト(Dong Duoc Viet)社長のレ・バン・コイ被告(男)の2人が特定された。

　偽装食品密造密売罪と偽装医薬品密造密売罪の両方に問われていたトゥー被告は禁固20年の厳しい判決を言い渡された。一方、偽装食品密造密売罪に問われていたコイ被告は禁固12年の判決だった。

　残る被告7人は執行猶予付き禁固3年～禁固16年の判決だった。被告らに対する判決はいずれも検察側の求刑を上回った。

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