ベトナム鉄道、テト休暇中の列車を一部運休　市中感染拡大で [社会]

　ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railway＝VNR)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が拡大していることを受け、鉄道チケットを購入した多くの人々がチケットをキャンセルしたため、テト休暇中の列車の一部運休を決定した。

　運休する列車は以下の通り。

◇SE30号(サイゴン駅発)、運休日：2月10日、19日、20日
◇SE16号(サイゴン駅発)、運休日：2月19日、20日
◇SE10号(サイゴン駅発)、運休日：2月27日、28日
◇SE29号(ハノイ駅発)、運休日：2月21日、22日
◇SE15号(ビン駅(北中部地方ゲアン省ビン市)発)、運休日：2月20日、21日

　VNR傘下のサイゴン鉄道運輸[SRT](Saigon Railway Transport)によると、4日時点でテトの鉄道チケット6万2373枚がキャンセルされており、金額にして528億VND(約2億4300万円)超となる。1日に1万5300枚ものキャンセルが発生した日もあるという。

　この背景には、市中感染が発生した一部の地域で社会的隔離措置が適用され、今後もさらに対象地域が増えると懸念されることがある。目的地に到着した後に当該地域が社会的隔離措置の対象に加われば、立ち往生してしまう恐れがあるためだ。

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ベトナム鉄道、テト休暇中の列車を一部運休 市中感染拡大で

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