新型コロナ、ハノイなど北部5省・市で新たに9人が市中感染 [社会]

　保健省の29日午前6時の発表によると、市中感染による新型コロナウイルス陽性患者9人が新たに見つかった。これにより、ベトナム国内の新型コロナウイルス感染者数は累計1651人となった。28日と29日に確認された集団感染は計93人。

　9人の内訳は、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省：4人、◇東北部地方クアンニン省：2人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市：1人、◇同バクニン省：1人、◇ハノイ市：1人。

　ハイズオン省では28日に72人の感染が確認され、29日発表の4人と合わせて計76人の集団感染が確認されている。いずれも同省チーリン市で発生した集団感染に関連している。

　ハイフォン市とバクニン省の2人は普段はハイズオン省に在住しており、同じくチーリン市で発生した集団感染に関連している。

　クアンニン省では28日に10人の感染が確認されており、29日発表の2人と合わせていずれも同省バンドン国際空港の職員である1553人目の感染者に関連する。

　ハノイ市の感染者(1581人目、女性・54歳)は、同市ハイバーチュン区ビントゥイ街区にあるマンション「タイムズシティ(Times City)」のT6棟に居住している。23日にクアンニン省ハロン市ホンハー街区にある1553人目の感染者の自宅を訪れ、母親と接触していた。1553人目の感染者の母親も陽性となっている。その後、夫と一緒にハイズオン省ハイズオン市にある別宅に滞在し、25日にハノイ市の自宅へ戻った。

　これを受けて、当局はタイムズシティのT6棟の居住者を自宅隔離とし、29日午前1時以降の外出を禁止している。

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