[社会]
米国2億人の個人情報を盗んだ有名ハッカー、国家サイバーセキュリティセンターの専門家に起用
2020/12/08 06:09 JST更新
(C) vnexpress |
米国のウェブサイトをハッキングして約2億人の個人情報を盗み、米国で有罪判決を言い渡されたベトナム人ハッカーのゴ・ミン・ヒエウ氏(ニックネーム:Hieupc、男性・31歳、南中部高原地方ザライ省出身)が、ベトナム情報通信省傘下の情報安全局国家サイバーセキュリティセンター(National Cyber Security Center=NCSC)の専門家として採用されることがわかった。
NCSCは「ヒエウ氏を採用するための手続きを進めている」と明らかにした。ヒエウ氏は、インターネット環境における国民と企業の情報セキュリティを確保するための技術とソリューションの研究開発事業に参画する。
ヒエウ氏はニュージーランドの大学に留学したが、インターネットを使った詐欺事件に関与し、退学。その後、2007年から2013年にかけてベトナム国内のコンピューターで米国の複数のウェブサイトをハッキングし、米国人約2億人の個人情報を盗んで犯罪グループに売りさばき、200万USD(約2億0800万円)の収入を得た。
しかし、2013年に米国のシークレットエージェントから「商談」を持ち掛けられてグアム島に誘導され、逮捕された。2015年に裁判を受け、禁固13年の有罪判決を言い渡された。約7年間にわたり米国で服役した後に恩赦を受け、帰国を果たした。
[VnExpress 14:55 4/12/2020, A]
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