ニャチャン市党委元書記、自宅で襲われ重傷　首刺される [社会]

　南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市フオックロン街区にあるビラ式住宅で1日正午ごろ、同市共産党委員会元書記のホアン・バン・チュオンさん(男性・66歳)が不審な男に首を刺されて重傷を負った。

　このビラ式住宅はチュオンさんの自宅。近隣住民によると、事件当日の午前から黒い上着を着た不審な男が周辺をバイクでうろついていたという。

　この男はチュオンさんの自宅のチャイムを鳴らして宅配業者のスタッフを名乗ったが、チュオンさんの家族はドアを開けなかった。しかし、男は隙を見て高さ2m以上の塀を登って中に押し入り、チュオンさんを襲った。男はチュオンさんの首を刺した後、そのまま逃走した。

　重傷を負ったチュオンさんはカインホア省総合病院に救急搬送され、手術を受けて一命を取り留めた。術後の経過は良好だという。

　事件について家族はインタビューに応じておらず、同省当局もコメントを控えている。警察は容疑者の行方を追うなどして捜査を急いでいる。

　チュオンさんはニャチャン市共産党委員会の2010～2015年任期の書記を務めていた。任期中の2014年に定年退職した。

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ニャチャン市党委元書記、自宅で襲われ重傷 首刺される

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