[社会]
「自分の子供と偽るため」2歳児誘拐、女に禁固5年の判決
2020/11/02 05:01 JST更新
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北部紅河デルタ地方バクニン省バクニン市グエンバンクー公園で8月21日に2歳の男児が誘拐された事件で、同省人民裁判所は30日、グエン・ティ・トゥー被告(女・32歳)に禁固5年の判決を下した。
事件当時、被害者のN・C・G・B君(2歳)は父親と公園で遊んでおり、公園の監視カメラにはトゥー被告が手を振ってB君を誘う様子が映っていた。
警察は市内の監視カメラを確認し、国民もB君の写真と共に事件の情報をインターネットで拡散して容疑者の捜索に協力。警察は東北部地方トゥエンクアン省の民家でB君を無事保護し、事件2日後の8月23日に家族に引き渡した。
トゥー被告の恋人で、この民家に住むダン・バン・バンさん(男性・32歳)も捜査のために一時的に身柄を拘束されたが、誘拐には関与していないことがわかり、釈放された。
トゥー被告は2年前に地元を離れた時点でバンさんとの子供を妊娠していた。その後に流産してしまったが、バンさんにはそのことを隠していた。バンさんとの関係修復を望んだトゥー被告は、子供が無事に生まれたように見せかけるため、流産した子供が生きていれば同じくらいの年齢のB君を誘拐し、自分たちの子供と偽った。
バンさんは証人として出廷し、「疑問もあったが、B君に『お父さん』と呼ばれたため、トゥーの言葉を信じた」と語った。なお、B君の保護者は賠償を求めなかった。
[Tuoi Tre 11:56 30/10/2020, A]
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