ハザン省：医療用マスク18万枚密輸の女を起訴 [社会]

　新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大している中、東北部地方ハザン省警察は12日、国内で買い集めた大量の医療用マスクを中国に売り飛ばそうとしたザン・ティ・ラン容疑者(女・27歳、同省メオバック郡＝huyen Meo Vac在住)を密輸容疑で起訴したと明らかにした。

　中国で医療用マスクの需要が急増して価格が高騰していることを知った同容疑者は、ベトナム国内で18万枚もの医療用マスクを買い集めた後、2月2日にトラック運転手を雇って中国に運ぶよう依頼した。

　しかし、医療用マスクを載せたトラックが国境警備隊に呼び止められ、貨物の所有者だと主張する同容疑者が、その際にインボイスなど合法的な書類を提示できなかったため、医療用マスクは全て当局によって押収された。

　なお、この密輸事件から4日後の2月6日には、同省ビースエン郡(huyen Vi Xuyen)警察が医療用マスク6万2000枚の密輸事件を摘発している。こちらも中国への輸送途中で摘発したものだった。

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