[社会]
生きた化石「ラオスイワネズミ」、クアンビン省で再発見
2020/02/03 03:33 JST更新
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チュオンソン山脈を挟んでラオスと国境を接するベトナム北中部地方クアンビン省フォンニャ・ケバン国立公園でこのほど行われた科学者たちによる調査で、絶滅危惧種の「ラオスイワネズミ(Laonastes aenigmamus)」が発見された。
今回、ラオスイワネズミが発見された場所は、チュオンソン山脈の一画に位置するミンホア郡トゥオンホア村(xa Thuong Hoa, huyen Minh Hoa)。ラオスイワネズミは、2005年にラオス中部のカムムアン県で初めて現生種を発見。その後、2011年にはベトナムでの初の発見として、フォンニャ・ケバン国立公園で、その姿が確認された。
ラオスイワネズミは、ディアトミス(Diatomydae)科に属するネズミ(齧歯)類の1種。主にラオス中部のカムムアン県に生息している。1100万年前(中新世後期)に絶滅したと考えられてきた化石分類群のディアトミス科に属し、現地でカニョウ(kha-nyou)と呼ばれており、「生きた化石」と言われている。
[Nld 01:48 30/01/2020 U]
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