[社会]
ベトナム保健省、新型コロナウイルスによる肺炎予防で注意喚起
2020/01/21 06:42 JST更新
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南中部沿岸地方ダナン市のダナン国際空港で14日に中国・武漢市から到着した中国人観光客2人が発熱しているのが発見されたことを受け、ベトナム保健省は2人の現在の状態と感染症予防のための注意事項を発表した。
保健省によると、ダナン国際空港で発熱が見られた2人はダナン総合病院に入院し、隔離・監視された。その後、2人のうち1人は退院。残る1人は引き続き入院中だが、経過は良好で詳しい検査結果を待っているという。不明熱の診断で、インフルエンザ疑いとして治療を受けている。
保健省は、武漢市で発生している新型コロナウイルスによる肺炎とダナン市での発熱観光客発見の事例を受けて対策会議を開き、感染症予防のための注意事項を発表した。現時点では過度に心配することなく、注意事項を守りつつ状況を見守るよう呼び掛けている。
<注意事項>
1.急性呼吸器感染症の患者との直接接触を制限する。患者と接触する時は、医療用マスクを適切に着用し、患者との距離を保つ必要がある。
2.体を暖かくし、衛生状態を保ち、石鹸でよく手を洗い、肺炎を防ぐためによくうがいをする。
3.咳やくしゃみをする時は、分泌液の飛沫を抑えるために、布やハンカチで口や鼻を覆う必要がある。
4.中国湖北省武漢市から帰国した人、または武漢市の新型肺炎患者と密接に接触した人で、14日以内に発熱、咳、息切れなどの兆候を示したら至急相談・検査・治療のために最寄りの医療施設を受診する。
5.農場の動物や野生動物との濃厚な接触を制限する。
[2020年1月19日 日本外務省 A]
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