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[社会]

ハノイ:土地強制収用に反対する住民が警察官を襲撃、4人死亡

2020/01/10 13:18 JST更新

(C) vnexpress
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 ハノイ市ミードゥック郡(huyen My Duc)にあるミエウモン(Mieu Mon)軍用空港の土地占有事件に関連し、同郡ドンタム村(xa Dong Tam)でフェンス建設工事の警備に当たっていた警察官3人が9日午前、公務執行中に村民に襲われ死亡した。公安省が同日午前に明らかにした。

 2019年12月31日、軍が同空港でフェンスの建設を開始した。これに反対した村民らは手榴弾や火炎瓶、投げナイフなどで武装し、警察官らに襲い掛かった。これにより、公務執行中の警察官3人と村民1人が死亡、1人が負傷した。

 公安省は「違反者は既に逮捕したが、現場に引き続き人員を配置し警戒を高めている」と発表。しかし、逮捕した人数については明らかにしていない。

 同村では2017年4月、土地の強制収用に反対する村民らが公務執行中の警察官ら38人の身柄を拘束する事件が発生している。

 国防省は1980年、ミエウモン軍用空港の建設用地としてドンタム村とチュオンミー郡ミールオン村(xa My Luong, huyen Chuong My)、同チャンフー村(xa Tran Phu)、同ドンラック村(xa Dong Lac)の用地を割り当てられた。用地面積は236.9ha。

 用地を直接管理する軍機関は同村人民委員会との間で、耕作目的で村民に賃貸することについて契約を締結。2012年に同契約を解除したが、複数の世帯が用地の引き渡しを拒否し、違法な譲渡・相続が行われたケースもある。

 なお、同空港の建設は見送られたが、国防省は2014年に同用地を防空空軍部隊第28旅団の駐屯地として使用することを決定している。 

[VnExpress 11:45 9/1/2020, A]
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