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[社会]

ベトナムで韓国語学習者が急増、趣味から実用へ学習傾向も変化

2019/11/11 15:56 JST更新

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 ベトナムで韓国語学習者が急増している。昨今は単なる韓流人気を超え、より高収入の職場への就職を目指して学習する人が増えているのが特徴だ。

 韓国教育省国立国際教育院主催の韓国語能力試験(TOPIK)の申し込み者数は2014年の3134人から2019年11月には1万5754人へ増加。韓国政府公認の韓国語教育機関、世宗(セジョン)学堂の受講生は2014年の2163人から2019年には9890人へ増えると推算されている。また韓国語学科を開設しているベトナムの大学および学生数は2017年の23か所・約9600人から、2019年には29か所・約1万6000人に増えた。

 人気の背景には、韓流人気のほか韓国企業の活発な進出がある。韓国企業が韓国語話者を必要としていることから、昨今は趣味レベルを超えた学習者が増加中だ。ホーチミン市では大卒の英語話者の月給相場が500USD(約5万4000円)程度だが、基本会話が可能な韓国語話者ならこれと同レベル、通訳可能な韓国語話者の場合は1000USD(約10万8000円)を超える場合もあるという。

 そのため韓国企業への就職希望者のなかには、昼にアルバイトをして夜に語学学校で学ぶ人も多い。世宗学堂の関係者は「ベトナムは英語スタッフよりも韓国語スタッフが優遇される場合がある数少ない国の1つ」と述べている。 

[朝鮮日報 03:00 11/04/2019, S]
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