ベンチェ省：冠水の路地で3人が感電死、電柱から漏電 [社会]

　南部メコンデルタ地方ベンチェ省ベンチェ市8街区(phuong 8, TP. Ben Tre)で2日午後7時ごろ、冠水した路地で男女3人が感電して倒れているのが発見され、病院に搬送されたが、3人とも死亡した。

　被害に遭ったのは、いずれも同街区在住のD・V・Hさん(男性・57歳)、N・H・Vさん(男性・47歳)、Vさんの妻P・T・T・Hさん(女性・43歳)の3人。

　事故発生前から市内では大雨が降っており、高潮の影響もあって路地は冠水。目撃者の証言によると、1人が電柱の近くを歩いていたところ、感電して倒れたため、残りの2人が救助しようと駆け寄ったが、2人とも感電して、その場に倒れこんだという。

　住民らはすぐにも救助を試みたが、冠水のせいで感電の恐れがあったため、30分後になって、ようやく3人を現場から助け出し、病院に搬送することができた。HさんとVさんは搬送途中で死亡を確認。Hさんは病院で応急処置を施された、一度は回復の兆しが見えたものの、その後に容態が急変して息を引き取った。

　警察が現場検証を行った結果、問題の電柱から漏電が確認された。現場の状況から、3人が漏電していた電柱に接触して感電死したものとみられている。

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