水没したベンツ車から男女3人の遺体を収容―ティエンザン省 [社会]

　南部メコンデルタ地方ティエンザン省ミトー市ダオタイン村(xa Dao Thanh)を流れるバーゴット運河で2日午後1時半ごろ、水没していたメルセデスの乗用車を発見し、中から死亡した男女3人の遺体が収容された。

　死亡していたのは、乗用車を運転していたP・P・D・Kさん(男性・20歳、ホーチミン市在住)、後部座席に座っていたKさんの実兄P・P・D・Aさん(男性・25歳、同村在住)とAさんの妻T・N・H・Tさん(女性・24歳、同村在住)の3人。Tさんは妊娠7か月目だった。

　死因は溺死。現場は実家からわずか30m離れた運河だった。遺族によると、Kさんらは事故前日の午後11時半ごろに家を出て、近くのカラオケ店に向かった。同店で一緒にパーティーをした友人らの話では、Kさんらは店内でお酒を飲んだ後、日付が変わって2日午前1時半ごろに車で帰宅したという。

　しかし、Kさんの両親が、朝になっても帰ってこないKさんらのことを心配し、近所の人たちの助けを借りて周辺を探したところ、Kさんらの車のものとみられる部品が運河の土手に落ちているのを発見した。

　現場には他の車両などと衝突した痕跡が確認されなかったため、警察はKさんが運転中にコントロールを失って事故を起こしたものと見て捜査を進めている。Kさんは運転免許証を取得したばかりだったという。

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