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[社会]

ハノイ:電球工場火災、原因は漏電―公安省の鑑定結果

2019/09/20 03:19 JST更新

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 ハノイ市タインスアン区タインスアンチュン街区(phuong Thanh Xuan Trung)にあるランドン電球・魔法瓶[RAL](Rang Dong Light Source And Vacuum Flask=RALACO)の工場で8月28日に発生した大規模火災について、同市当局はこのほど記者会見を開いて火災の原因を正式に公表した。

 公安省刑事科学研究所の鑑定の結果、火災の原因は漏電によるものと結論付けられた。工場2階の半製品倉庫に設置されていた照明器具の電子回路基板が故障し、漏電を引き起こしたという。

 同市警察の責任者は記者会見で、「意図的な破壊によるものでなかったことは確実だ」と強調した。

 被害克服については、16日午前3時までに火災による有害廃棄物45tを回収して市内のナムソンごみ処理場に輸送し、鉄鋼スクラップを主とするその他の廃棄物約19tも現場から撤去した。また、ハノイ都市下水社は12日から14日にかけて現場周辺の廃水・下水システムの汚泥10tを回収・撤去した。

 14日に行われた観測結果では、二酸化窒素(NO2)、二酸化硫黄(SO2)、一酸化炭素(CO)、大気中の水銀濃度などいずれも許容水準内だった。

 なお、この火災により、液体水銀を使用した蛍光灯48万本、電球形蛍光灯160万個、タングステン白熱電球200万個などが焼失し、同工場から約15.1~27.2kgの水銀が放出されたと見られている。 

[Vnexpress 15:34 17/9/2019, A]
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