[社会]
ハノイ:電球工場大火災、有害物質の放出に懸念―当局が注意喚起
2019/09/03 14:18 JST更新
イメージ画像 |
ハノイ市タインスアン区タインスアンチュン街区(phuong Thanh Xuan Trung)にある
ランドン電球・魔法瓶[RAL](Rang Dong Light Source And Vacuum Flask=RALACO)の工場で8月28日に大規模な火災が発生し、この火災の影響を受けたハディン街区(phuong Ha Dinh)の人民委員会は被害克服に向けた対策を呼びかけている。
RALは、国内トップクラスの照明器具メーカーとして知られる。火災が発生したこの工場は住宅区内にある。この火災により、水銀などの電球や蛍光灯の有害物質が大気に大量に放たれ、ヒトの健康に悪影響を及ぼすことが懸念されている。
対策として、火災現場を中心とする半径500m圏内で栽培された野菜・果物を処分する。また、火災発生日から21日間は火災現場を中心とする半径1km圏内で栽培・飼育・養殖された野菜・果物・家畜・家禽・魚を食材として使用しない。
このほか、露天の貯水容器で保管されていた水も処分する。火災によって発生したすすの付着した衣類については、水で複数回洗い、洗剤を溶かしたお湯に浸けた後、再び水で複数回洗い流す。家財や壁、植物なども洗う必要がある。
火災の影響を受けた地域に住む子供や高齢者、病人は、影響の度合いによって1~10日間は自宅から避難することが望ましい。咳や呼吸不全、胸部の圧迫感、高熱などの症状が出た場合は、病院で診断を受けなければならない。
[Tuoitre 17:05 29/08/2019, vnexpress 21:39 29/8/2019, A]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。